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ドア・イン・ザ・フェイス★★


今回も心理テクニックのご紹介です。

ドア・イン・ザ・フェイス


この単語は、
初めて聞くという方もいるのではないでしょうか。


名前だけ聞くとよくわからないですよね。

これを日本語訳しても
意味は見えてきません。


どういう心理テクニックなのか
ご紹介したいと思います。

例えば
あなたの友だちが失業したとします。

そこであなたに連絡が来て

「お願いだから6ヶ月間だけ済ませて」

と。。。

多分よほどのお人好しでない限り断りますよね?

こちらにも生活ってものがあるわけですから。

ですが、

その後に相手が

「わかったよ、半年は流石に無理だよね、じゃあ三週間だけお願い」

といってきたらどうしますか?

確率論的な話になるのですが
この場合は許可する人は割と多いと思うんですよね。

もちろん家族がいるとか、
ひとり暮らししているとか、
そういった要因によっても大きく変わってきますけれども、

「半年間は無理だけど3週間位だったらいいか」

と感じて、許可する人もいると思います。


これがドア・イン・ザ・フェイス


じゃあ、ここで一旦
頭を白紙に戻してみてください。


先ほどのあなたの友だちが失業して
あなたに最初のお願いをしてきたところからです。

友人「ごめん、三週間だけあなたの家に住ませてほしいんだけど」

・・・

はい、あなたであればなんと答えますか?


許可してあげるのであれば、
あなたは優しいと思います。



大体の人は三週間という期間にストレスを感じます。

なので、

「三週間済ませて欲しい」

というお願いってなかなか
受け入れられないんですね。

ですが、そんな人でも
「半年→3週間」の流れでお願いされた時に
許可するケースが多くなります。

確率論的には、

いきなり

「三週間済ませてほしい」

とお願いされた時よりも断然多くなるのです。

このように、最初に会えて
絶対に断られるような大きいお願いをして

相手が断ったところで
少しだけ要求を下げれば
それを許可してもらいやすくなるというのが
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックです。


親切にしてもらったという錯覚



何故かと言うと、

断った時に

「わかりました、では、◯◯だったらどうですか?」

といわれると、

無意識に

「自分の要求を飲んでくれた」

と感じてしまうのです。

そして、悲しいことにそれを

「親切にしてもらった」

と感じてしまうのです。

だから、
最初の要求よりも
少しだけハードルを下げた要求であれば
それを聞き入れたくなってしまうのですね。


これはビジネスマンが交渉などで使うテクニックです。


最初に相手が絶対断るであろう、
無茶な要求をして、
一回断らせてから、
本当の要求をするということですね。

だからこそ、
交渉の場で思い通りの結果が欲しかったら、
下手にでるよりも
最初は強気で行ったら良いということなのです。


本当にその要求を断りたかったら断りますから、
はじめは断られる予測済みで無茶な要求をして、
そこから少しづつ要求を下げていってみてください。

交渉で優位に立てるはずです。

逆に相手からこのテクニックを使われたら
冷静になって分析してください。

特に、
相手が無茶な要求をしてきて
あなたが断ったら

「わかりました、それではこうしましょう~」

のように言ってきたら

あなたがそのテクニックを使われている側です。(笑)

客観的に把握できれば、
騙される確率はぐっと下がりますので
意識することが大事です。

それでは


追伸

こちらの説得術のブログもよかったらどうぞ

「文章だけで人を動かしてしまうライティングメソッド」
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