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暗示を利用する。



暗示と聞くとなんだか怪しげで物騒に感じますよね。

ですが、優秀な営業マンは、
みなさんこの暗示を使っています。

今日は「暗示」についての説明と
その使い方をご説明しようと思います。


まず、暗示といえば、
催眠術なんかで他の人に狂気的な行動をさせたり、
服を脱がせたりなどと
怪しいことをしている人たちが使っているようなイメージが有ります。

ただし、
暗示というのはそれだけではないのです。

もちろん、人を動かすという意味では、
暗示というのは非常に強力なツールですが、
怪しい使い方をせずとも、
営業マンのようにセールスに使うこともできるのです。


そもそも暗示がなにかといえば、
物事の捉え方考え方を変えてしまうことです。

最初はある商品を必要ないと思っていたのに、
その商品が必要に思えてきたり、

また商品を売るセールスマン側も、
自己暗示といって、
自分の売る商品が素晴らしいという暗示をかけることで
自信を持って商品を売ることができるようになります。

暗示を簡単に言うと
ある考え方を正しいと信じこませる技術のことですね。


暗示をかける方法


ここからは、
暗示を書ける方法について
説明していきたいと思います。

暗示自体は
自分が相手に伝えたい事を
自由に伝えれば良いのですが、

暗示をかける状態を
まず作ることが重要になってきます。

この状態を作れるかどうかが
暗示を成功させるかどうかの分かれ道になります。

暗示をかけられる状態を
一般的にはトランス状態といいます。

これは、
現実世界と想像の世界の区別がつかなくなっている状態です。

トランス状態になった人は
その時のことを、

「夢を見ているみたいだった」

とも表現します。

夢を見ている時のように
現実なのか、夢なのかがわからない状態なのですね。

そして暗示をかけられているときは
夢のなかの世界のように
現実世界ではありえないことも普通に起こってしまいます。

例えば、幽霊が見えたり、
神様が見えたりしてしまうわけです。



このトランス状態を作るために必要なことを
順番にお話しようと思います。


それは、

「疑わせたり否定させないこと」です。

トランス状態に誘導するためには、
相手が否定的になっていたら難しいのです。


「そんなこと起こるわけがない」
とか
「この人のいうことは嘘だ」

のように考えていたら、

トランス状態に持っていくことも
暗示をかけることも難しいです。


否定させたり、疑わせたりしないためには
信頼させる必要があるのですね。

信頼を得るのも
人によって簡単だったり難しかったりします。

信じやすい人であれば簡単ですが、
疑り深い人であれば難しいのです。


なので、催眠ショーなどで
初めてあった人に暗示をかけようとする場合、
なるべく信じやすそうな人を選ぶのです。

例えば、マジックなんかを見せて
本気で驚いていれば信じやすそうですし、
疑り深い顔をしていれば、その人は難しいと判断するのです。

ともかく、トランス状態に持っていくためには
信頼を勝ち取る必要があります。


プロ詐欺師の信頼を勝ち取る方法


プロの詐欺師は
お金持ちから大金をいとも簡単に奪ってしまいます。

騙される人は、ダマされるまで
「この人は絶対に良い人だ」
と考えているわけです。

なぜそのような考えになっているのでしょうか。

プロの詐欺師は
最初は徹底的に信頼を得ることに集中します。


まず、
騙したい相手を
徹底的に調べあげるのです。

どんな趣味があって、資産はいくらで、
好きなことと嫌いなこと、
友人関係や、性格まで。

調べられる限りのことを調べつくし、

偶然の出会いを装って近づいていきます。

最初はカモの好きそうな話題を話し、
良きアドバイザーになります。

そして何度も問題を解決してあげて、
「この人は絶対に良い人だ」
と完全に信じこみ、
疑わなくなるまで心房強く待ちます。

それまでには6っヶ月くらいの時間をかける場合もあるほどです。

そして完全に信頼を得たら、
カモに美味しい投資があるんだということを
軽くほのめかします。

ただし、プロの詐欺師は
決してお金を出してほしいとか
「投資をしませんか?」などと
言ったりしません。

カモが自ら
「自分もお金を出させて欲しい。」
というようにしむけるのです。

もうこの時点で
カモとなる人は完全に信頼をしています。

その
「おいしい投資話」を
一切疑うことなく
プロの詐欺師にお金を渡してしまうのです。


これがプロの詐欺師の手法です。


最初は徹底的にいい人


プロの詐欺師のように、

信頼を勝ち取るには
まずは徹底的にいい人になります。

そして相手の問題を解決したり、
相手に役に立ってあげたりすることで
信頼を勝ち取っていくのです。


最後の方になると、
騙される側は思考停止状態になってしまい、
詐欺師の言うことは何でも無条件で信じるようになってしまうのです。


トランス状態に持っていくこともコレと同じです。

最初は相手に役に立つ話題、
興味のある話をしてあげて

「この人は信頼できる人だ」

と思わせるのです。

そして、判断をさせないようにしてから、
自分の刷り込みたい話をしていくのです。

完全に信頼状態を作ってしまえば、
刷り込んでいくことはそう難しくはありません。


さらにこのトランス状態を作るためには
単調に話しかけたりして
相手に眠気をさそい、更に判断力を奪っていくことです。


ナチスのヒトラーもこの方法を使っていました。

彼は大衆演説を
労働者が仕事を終えて疲れた夕方にすることで
効率よく話を刷り込んでいったのです。

トップセールスマンもこれをやっています。


ただし、トップセールスマンが詐欺師と違うのは
本当にいい商品、役に立つ商品を売ることで
そのあともお客さんといい関係を続けていくことができる点です。

もちろん詐欺師の手法と、
トップセールスマンの手法であれば
長期的に成功するのはどちらかいうまでもなく
トップセールスマンの方です。

詐欺師は一度騙してしまえばそれでお客さんとの関係は終わりです。

トップセールスマンの方は、リピート購入や紹介があります。

また、追われて逃げまわりながら仕事をするのか
みんなから感謝をされて仕事をするのかも大きな違いですよね。

詐欺師は才能の無駄使いだと思いませんでしょうか。


それでは
暗示の使い方でした。
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